インプラントとは
私です!
今日はインプラントについてです。
インプラントってどんな治療かご存知でしょうか?
漠然とは聞いたことがあるかもしれませんね。
インプラントは歯を失った人のために、その噛む機能を補うために生まれた治療です。
歯を失った部分の顎の骨に、ネジを埋め込んで、その上に人工の歯をくっつけて、まるで天然の歯のようにしてしまうというものです。
すごいですよね!
あちらこちらに歯科医院の看板が立ち並んでおり、
『インプラントは当院へ!』
などとデカデカと書かれていたりするので目に付きますよね。
そもそも歯を失ったのはなんで?
さて、そのインプラントについてなのですが、「歯のないところをインプラントにしようかな」などと考えいる方は、
そもそも『なぜ歯を失ったのか』について考えてみたことはありますか?
もちろん人それぞれだとは思うのですが、
実は日本人が歯を失う原因の1位は『歯周病』です!
続いて2位は『虫歯』
3位は『破折』です。
破折というのは、治療につぐ治療で、神経を取った歯がもろくなり、根っこのところで割れてしまうことです。
で、この『歯周病』で歯を失う人が一番多いんです。
ではこの歯周病とはどんな病気か?なんですが、
ひと昔前は、歯槽膿漏(しそうのうろう)とか呼ばれていた病気で、
歯を支えている骨がどんどん溶けていって、歯が次々に抜けてしまう怖い病気です。
日本では成人の8割が歯周病といわれていて、さっきも話したとおり、日本人の歯を失う原因ナンバーワンが歯周病です。
つまり、歯が抜けたからインプラントにしようとしても、歯周病で歯を支える骨が溶けていたらインプラントもまともにいれられない、いれてもまた歯と同じような運命をたどる可能性が高いってことなんです。
ここのお話がとても重要です。
実際、悲しいことに、この歯周病の治療をちゃんとやらないでインプラントをしている歯科医院も存在しています。
その場合、インプラントの運命はというと、
歯周病で歯が抜けたのと同じように、
インプラントの歯周病ともいえる『インプラント周囲炎』になってしまう可能性が高くなります。
歯周病を治していなければあたりまえとも思えますよね。。
で、このインプラントは歯医者としては儲かるわけです。
なんてったって一本打つだけで、35〜40万円とかになるんです。
3本打てば100〜120万円ですからね。
歯科医院が増えすぎている中で、生き残りをかけて、なおかつ儲けるにはまたとないオプションなわけです。
で、あちこちの歯科医院でどんどんインプラントをやった結果がこちら。
インプラント手術で女性死亡、都内の歯科医を書類送検
日本経済新聞より
こちらも。
インプラント危害、国が警告…治療中に死亡事故も 「入れ歯=悪」のまやかし
Business Journalより
そしてこちら。
歯科インプラント トラブル急増の理由
クローズアップ現代より
たまったものではありません。
個人的にはもし自分の歯がなくなったらインプラントにしたいとは思っていますし、入れ歯やブリッジにはしたくありません。
それに、インプラントは画期的な治療方だなとは思ってるほうです。
が、しか〜し!
歯医者がコンビニより多い
↓
潰れる歯科医院が多い
↓
儲けに走る歯科医師もでてくる
↓
・歯周病の治療ちゃんとしてくれるの?
・技術的にこの人大丈夫?
・残せる歯も抜いてインプラントすすめてない?
とか不安になるわけです。
だから、歯科医師や歯医者選びは、単に医院がキレイとか宣伝がうまいとかそんなんでなくて、しっかりリサーチしなければならないと思います。
アメリカでは、歯周病の歯科医師と口腔外科の歯科医師がインプラントを担当するのは当たり前という話ですが、
たしかにその方が安心ですね。
歯を残す専門の歯周病の専門医なんかが、抜くべき歯か、残せる歯かをしっかり診てくれて、当然歯周病の治療もちゃんとしてくれて、
お口の周りの手術のプロである口腔外科医がいれば、手術にも絶対安全なんて話はなくても、個人的には安心できそうだなと思います。
歯医者選びはもう少し慎重になってもよいかもです。