私です!今日は『メタルフリー治療』のお話です。
メタルフリー治療とは
みなさんは歯科でする『メタルフリー治療』、聞いたことありますか?
意外と知らない方もまだまだ多いかもしれないですね。
メタルフリー = メタルからフリー
つまり、メタル = 金属 からフリー
= 金属を使わない治療
ってことなんです。
歯医者で虫歯を削ると、そのままにしておくと歯に穴があいたままなので、また虫歯になってしまったり、歯が割れてしまったりするので、そのままにしておくわけにいきませんよね。
それで、削ったところに詰め物や被せ物をして、元の歯の形のように補うわけですが、健康保険でする治療のときにこの『金属』がよく使われます。
この金属がちまたでいう『銀歯』なんですが、見た目なんかも悪くなってしまうので、前歯の場合はプラスチック(レジン)の歯にするケースがほとんどかと思います(健康保険でする治療の場合)
それでこの銀歯に使われている金属、
パラジウム
という金属を含む『合金』がよく使われます。
ほんとなら『金』を使うのがが一番と言われています。
金は柔らかいので歯によく馴染みますし、体への影響もほとんどないと言われていて、詰め物や被せ物にするには最適といわれています。(私の知る限りでは歯科医師は金歯の人がほとんどでした)
でも、なんといっても『金』ですので、
お値段の方も高い!
んです。
だから、その分を国が負担するのは厳しいということで、金は健康保険が適用されません。
がっかりですね、、、
そこで金の『代用金属』として登場したのが、『金銀パラジウム合金』なのです!
この金銀パラジウム合金に使われている『パラジウム』という金属は、日本では歯科治療で一番馴染みのある金属ですが、『リンパ球幼若化テスト』という金属アレルギーの検査では、半数近い人に陽性反応が出るといわれています。
このパラジウムが体質的に合わない人やアレルギーのある人は、金属アレルギーの症状がでることもあるようです。
それに、ドイツでは保健省が歯科業界に対してこんな勧告をおこないました。
「幼児及び妊婦に銅を含有するパラジウム合金と、水銀・銀アマルガム合金を使用しないように」
ここで、
・水銀・銀アマルガム合金
という名前もでてきましたね。
一昔前に銀歯にした人だと、この『アマルガム』が詰められている人も多いはずです。
この『アマルガム』には水銀が含まれていることから最近では使用が減ってきています。
実際は水俣病の原因となった水銀は『有機水銀』で、
歯科で使われるアマルガムに含まれる水銀は『無機水銀』なので、こちらは人体には安全であるとされており、150年以上も使われてきています。
でも、アマルガムとして銀などと混ぜ合わされて、反応して固まる前の材料としての水銀は、取り扱いも注意する必要があったり、環境への影響などのこともあり、何年使用されなくなってきています。
また、取り外すとききには水銀を吸い込む恐れがあるので、取り外すときは防護処置など、慎重に行う必要があります。
ただ、『アマルガムには50%も水銀が使われている』という情報は嘘です。
水銀が50%も入っていたら、それこそ硬化しないです。
実際、アマルガムの水銀の割合は、JIS規格で定められていて、『3%』です。
なので、使用が減ってきているものをあえて使ってもらう必要はないとおもいますが、
かといって、特に金属アレルギーなど身体の不調がないのであれば、無理に高価なセラミックの歯に変える必要もないかもしれません。
話はそれましたが、これら歯に詰められたり被せられたりしている金属がイオン化して溶け出し、体に入ることでの影響を心配して、
メタルフリー治療推しの歯医者が増えています。
私の友達も、金属の詰めものを外してから金属アレルギーが治ったので、私自身は金属は悪い影響があると信じていますし、メタルフリー賛成派ではあります。
でもこのことで儲けようとしている歯医者があるのも事実なので、自分自身でちゃんと調べて納得して決めることが大切です。
ちなみに私は金歯にしました。
やっぱり歯科医師がたいてい金歯なので、セラミックをすすめられても、、、て感じで。
私は前歯ならセラミックかな。
奥歯は金歯。
あと余談ですが、水銀とアルツハイマーの関係なんかも言われています。
絶対安全だ!というひととち。
絶対悪い影響がある!というひとたち。
どちらもいらっしゃいます。
私は、金属は体に良くないと信じている派。
でも、金属は嫌だけど金なら良い派。
むしろ奥歯は金にする派。
でも前歯なら見た目をとってセラミックにする派。
です。